上の写真は今回の私の作品です。この作品の特徴は、文字の形や大きさ、線の太さや墨の量、書くスピード等を様々に変化させていることです。白と黒の対比、字形や粗密の面白さを少しでも感じて頂けたらうれしいです。
本当は、作品から音楽が聴こえだすかのような抑揚を表現したかったのですが、まだまだ力不足で書き上げるだけで精いっぱいでした。
下の写真は、私の恩師であり東北書道展審査員の小野寺峰秋先生の作品です。文字の形や線のつながりは洒脱でまさに名人技。文字が踊っているかのようです。
次の写真は、同じく私の恩師であり東北書道展審査員の小野寺秋園先生の作品です。ふとあたりが静寂に包まれ、心が洗われるような印象です。墨色が大変美しく水墨画を見るかのようです。
書道展は敷居が高いという方がいらっしゃるかもしれませんね。作品を見ても何と書いてあるか理解できない事も多いと思いますが、読めなくても、書の印象を味わえば良いのだと思います。
様々な作品があり、雰囲気も様々です。中には何となく好みの作品や、もしかしたら目が釘づけになる作品があるかもしれません。
毎年開催される東北書道展にも、是非足を運んで頂けたらうれしいです。